博多とりかわ くろんぼ(福岡県・福岡市 東区)

2026年9月19日

さあ、今日も福岡の街をふらりふらり。九州は焼き鳥文化が豊かな土地で、鶏の部位ひとつとっても数えきれないほどの食べ方がある。そんな中で今回目に飛び込んできたのは「博多とりかわ」の一枚看板。これは素通りするわけにはいかない。とりかわといえば店内でビール片手にじっくり炙りたてを頬張るのが定番だと思っていたが、まさかのテイクアウト専門とは。一体どんな一本が待っているのか、期待に胸を膨らませながら暖簾ならぬ看板の前に立ってみることにしよう。

「博多とりかわ くろんぼ」テイクアウト専門店、多様な鳥の食文化の根付いた九州でテイクアウトしてまで「とりかわ」を売るとは、興味がそそられるぜ。調べてみると、こちらは福岡市東区唐原にある店で、九産大前駅から踏切を越えて直進すること約200メートル、ファミリーマートの向かい側という分かりやすい立地に構えている。店主は福岡の老舗「かわ屋」で修行した経験を持ち、仕込みには6日間もの手間をかけて一本一本を手作業で仕上げているというから驚きだ。居酒屋で提供されるとりかわとはまた違う、持ち帰り前提だからこその仕込みへのこだわりが感じられる。看板を見た瞬間から、これは食べておかねばという使命感にも似た気持ちが湧き上がってきた。

店舗に入ると外国人の兄ちゃん姉ちゃんが居た。焼く間は店舗で待つことにしたぜ。テイクアウト専門店ながらも、注文してからその場で炙ってくれるスタイルのようで、香ばしい匂いが漂う中でしばし待ち時間を楽しむことになった。すでに海外からの旅行者らしき客がいたことからも、「博多とりかわ」という九州ならではのご当地グルメが国境を越えて注目を集めている様子がうかがえる。営業は火曜から日曜の12時から売り切れ次第終了というスタイルで、月曜と祝日は定休とのこと。焼き上がりを待つ数分間もまた、旅先ならではのワクワクする時間だった。

持ち替えって食する、なるほど、こういうものか。おいしい。串をくるくると回しながら持ち替えて食べる、この所作自体がとりかわならではの楽しみ方だと実感した瞬間だった。噛みしめるたびに脂と旨みがじんわりと広がり、何日もかけて仕込まれた手間の意味が舌の上で腑に落ちる。1パック10本入りでテイクアウトできる手軽さも魅力で、ホテルに戻ってからのおつまみとしても最高の相棒になりそうだ。焼きたてを頬張りながら、これは福岡に来たなら見逃せない一品だと確信した。

看板ひとつに導かれて始まった今回の食べ歩き。テイクアウト専門という一見シンプルなスタイルの裏に、六日間の仕込みという職人技が隠れていたことに、九州の焼き鳥文化の奥深さをあらためて感じさせられた。持ち替えながら味わう一本一本は、ただの鶏皮焼きではなく、丁寧な手仕事の結晶だった。福岡市東区を訪れる機会があれば、ぜひ「博多とりかわ くろんぼ」の看板を探してみてほしい。きっとあなたも、食べざるを得ない衝動に駆られるはずだ。

博多とりかわ くろんぼ
・福岡県福岡市東区唐原7丁目1
・JR「九産大前駅」から徒歩10分。

[ 恋するグルメ・県外編 ]に戻る

■ 恋するグルメ・九州地方 ■
・博多ラーメン はかたや(福岡県・福岡市 博多区) 2026年
・うどん平(福岡県・福岡市 博多区) 2026年
・博多元気一杯!!(福岡県・福岡市 博多区) 2023年
・ゴーゴーカレー(福岡県・福岡市 博多区) 2023年
・ラーメン凪(福岡県・福岡市 博多区) 2018年
・鉄板焼 天神ホルモン(福岡県・福岡市 博多区) 2026年
・鉄板焼 天神ホルモン(福岡県・福岡市 中央区) 2025年
・鉄板焼 天神ホルモン(福岡県・福岡市 中央区) 2018年
・餃子のテムジン(福岡県・福岡市 中央区) 2018年
・ドムドムハンバーガー(福岡県・福岡市 中央区) 2018年
・鼓家(福岡県・宗像市) 2025年
・うふふ(佐賀県・佐賀市)
・藤川蒲鉾(佐賀県・唐津市)
・支那そばや(佐賀県・鳥栖市)
・若竹丸(長崎県・長崎市)
・ツル茶ん(長崎県・長崎市)
・ニッキー・アースティン(長崎県・長崎市)
・ビッグマン(長崎県・佐世保市)
・ベルビーチ(長崎県・佐世保市)
・桂花ラーメン(熊本県・熊本市 中央区) 2025年
・阿蘇食品(熊本県・阿蘇市) 2025年
・紅蘭亭(熊本県・熊本市) 2023年
・胡月(大分県・別府市) 2025年
・七味ラーメン(大分県・別府市) 2025年
・あすからーめん(宮崎県・西臼杵郡 高千穂町) 2025年
・天文館むじゃき(鹿児島県・鹿児島市) 2023年
・ラーメン専門 こむらさき(鹿児島県・鹿児島市) 2023年
・鹿児島ラーメン 豚とろ(鹿児島県・鹿児島市) 2023年

[ 恋するグルメ・県外編 ]に戻る