なごみ亭(静岡県・三島市)

山梨での一日を終え、静岡へと足を延ばした夜。三島駅からほど近い場所に、気になる一軒があると聞きつけた。その名も「なごみ亭」。なんでも、かつて女子プロレス団体LLPWのリングで活躍したレスラー・紅夜叉さんが、ご家族で切り盛りしているお店なのだという。しかも看板メニューは唐揚げグランプリで数々の賞に輝いた自慢の一品。プロレスと唐揚げ、この意外な組み合わせに心が躍らないわけがない。三島の夜、どんな出会いが待っているのか。さっそく暖簾をくぐってみよう。

店内に足を踏み入れてまず目に飛び込んできたのが、女将さんの現役時代の写真だ。なごみ亭は2001年に、紅夜叉のリングネームで活躍した女将さんと、ご主人が二人三脚で始めたお店。今では息子さんが唐揚げの味付けから揚げまでを一手に担っているという、まさに家族の絆で紡がれてきたお店なのだと実感する。壁の写真からは、リング上での気迫がそのまま伝わってくるようで、思わず足を止めてじっくり見入ってしまった

席に着いてまず目に入ったのはタッチパネル端末。今どきの居酒屋らしく、注文はこれでサクサク進められる。メニューを眺めていると、やはり目が行くのは看板の若鶏の唐揚げ。色々な味が揃っていて、からあげグランプリでは金賞や最高金賞まで受賞した実績を持つという。どれにしようか迷いつつも、まずは王道の一皿を頼んでみることに。

注文してほどなく、お通しとレモンサワーが運ばれてきた。キリッと冷えたレモンサワーで喉を潤しながら、旅の疲れがすっと抜けていくのを感じる。これから始まる唐揚げタイムへの、心地よい前哨戦だ。

いよいよ主役の登場。湯気を立てながら運ばれてきた唐揚げは、外はカリッと、中はジューシーそのもの。一口かじれば、受賞歴も納得の味わいが口いっぱいに広がる。旅の一日の締めくくりに、これ以上ないご褒美だ。「ンマーイ!」と思わず声が漏れてしまった。
山梨から静岡へ、旅の一日の最後を彩ってくれた「なごみ亭」。プロレスラーとしての熱い経歴を持つ女将さんと、ご家族が育て上げてきたお店の温かさ、そして受賞歴に恥じない唐揚げの旨さに、すっかり心も満たされた夜だった。三島駅から近く気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイント。三島を訪れた際は、ぜひ「なごみ亭」で自慢の唐揚げとともに、ほっと一息ついてみてほしい。
なごみ亭
・静岡県三島市一番町3−21
・JR東海道本線「三島駅」からすぐそこ。
・なごみ亭 – 静岡食材×海鮮×居酒屋(外部リンク)
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