警固神社(福岡県・福岡市 中央区)

福岡県福岡市中央区天神に鎮座する警固神社(けごじんじゃ)は、都市の中心にありながら静寂と厳かな雰囲気を漂わせる、由緒ある神社です。主祭神は「警固大神」と総称される三柱の神々――八十禍津日神(やそまがつひのかみ)、神直毘神(かんなおびのかみ)、大直毘神(おおなおびのかみ)で、災厄を祓い、人々を戒め、正しい道へ導く神として信仰されています2。
その起源は古く、社伝によれば神功皇后が三韓征伐の際、警固大神の加護によって勝利を収めたことに感謝し、福崎山(現在の福岡城本丸付近)に祀ったのが始まりとされています。1601年に福岡藩初代藩主・黒田長政が福岡城築城に伴い現在の天神地区へ遷座し、1608年に社殿が造営されました。1916年には旧社格制度において県社に列格され、地域の守護神として崇敬を集めています2。
神社名の「警固」は、かつて鴻臚館に置かれていた「警固所」に由来し、「警め(いましめ)」「固る(まもる)」という意味を持ちます。これにちなみ、勝負運や厄除け、家内安全、健康長寿などのご利益があるとされ、スポーツ選手や受験生、芸能人など多くの参拝者が訪れます。
境内には学問の神・菅原道真公を祀る菅原神社もあり、合格祈願の場としても人気です。また、博多織を用いた御朱印帳や「お固り(おまもり)」と呼ばれる独自のお守りも授与されており、地域文化とのつながりも感じられます。
天神の繁華街に位置しながら、樹齢300年を超える楠に守られた静かな空間は、訪れる人々に癒しと力を与えてくれるパワースポットとして親しまれています。
AI情報(裏とってません)



警固神社(福岡県・福岡市 中央区)
・福岡県福岡市中央区天神2丁目2-20
・「西鉄福岡(天神)」駅からすぐそこ。
・宗教法人 警固神社(外部リンク)