喜屋武朝徳顕彰碑
嘉手納に来たので喜屋武朝徳顕彰碑に寄ります。
嘉手納中央公民館跡地に設置されております。
見学は自由ですが、
時間によって閉鎖されているようです。
駐車場から奥のほうにございます。
こちら喜屋武朝徳顕彰碑。
「チャンミーグヮー」の通り名で知られる空手家。
首里手や泊手を習得し、
多くの弟子を育成した人物です。
本部朝勇・朝基の本部家とは遠縁になります。
顕彰碑の説明文
喜屋武朝徳先生(明治3年~昭和20年)は、近代沖縄が生んだ傑出した空手道の名人である。通称「チャンミーグヮー」として知らぬ者なき武名を天下に轟かした。
先生は、明治3年首里の名家に生まれ、多感な幼少時代を東京で過ごし、在京中(現二松舎学院大学)で漢学を学んだ。
幼少の頃、父から空手道の手ほどきを受けた先生は、東京から帰郷後は、いわゆる首里手や泊手の達人たちに師事を受け、さらに修練を積み空手道の大家となった。五尺たらずの小兵ながら、先生の技は鍛え抜かれた力強さと飛鳥の如き早技であったという。
明治四三年頃からは比謝川の河畔に居を構えて、嘉手納在の県立農林学校生や青年師範学校生、警察署署員、そして近隣の青少年などに清貧に甘んじながらも無報酬で、空手道の「技」と「心」を伝授した。厳しい稽古の中にも深い学識と温かい人柄は、すべての教え子から敬慕された。文武両道に優れたまさに拳聖と呼ぶにふさわしく、我々門弟・孫弟子たちは、ここに碑を建立して、先生の遺徳を偲ぶものである。
平成11年(1999年)7月吉日
顕彰碑には遺徳が刻まれております。
小林流、松林流、少林寺流あたりには、
ゆかりの深い先生になります。
(関連記事)・空手古武術首里手発祥の地の碑
喜屋武朝徳顕彰碑
・沖縄県中頭郡嘉手納町嘉手納
・「嘉手納」バス停からすぐそこ。